上山市内最大規模の廃工場、大泉工業株式会社の現状について
各種プーリーの生産や加工を手掛ける、山形県上山市石堂3-18に工場を置く大泉工業。年商15億円の大規模な工場であったが、平成に入ると採算性が悪化し続け、2014年10月31日に破産手続きを開始し、以降工場は当時のまま残っている。
昭和22年12月に創業し、代表取締役は大泉諭平、資本金は9000万円であった。Vプーリーや水道用品、産業機械部品など年間350万個以上生産し、日立製作所秋田工場や宮城県管工業協同組合を主な取引先としていた。Vプーリーやたわみ軸継手はJIS表示許可を取得しており、自動製造機の導入により工場全体の自動化を図った。昭和36年8月には、上山市金谷字中河原1399に大泉機械工業を設け、食品加工機の製造や大泉工業で製造したプーリーの加工を手掛けた。
当時のまま残っている工場は無残に荒れ果て、製造に使用されていた機械などは撤去されている。しかし、正面入口の右側にある事務所は急に居なくなったかのような雰囲気が漂い、様々な小物や工場関係の資料などが放置されている。
上山市都市マスタープランによると住宅地への転換を検討しているようであるが、鋳造業の工場であったため土壌に油分や金属が存在し、費用の面からも計画は難航している。
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