上山市に温泉むすめ「かみのやま庵」誕生! ここならではのある特徴があった
2011年3月の「東日本大震災」によって被災した東北に再び活気を取り戻そうと、株式会社エンバウンド(東京都)が日本全国の温泉地や地方都市の魅力を国内外に発信する活動。「温泉むすめプロジェクト」として、人ではない架空の神様(二次元キャラクター)を制作し、コミックやノベル、アニメーションや音楽など様々な展開を実施している。
通常、その様なキャラクターを使用してグッズなどを制作する場合、製造数や販売価格に応じてライセンス費用などを必要とするが、この「温泉むすめプロジェクト」ではキャラクターIP(Intellectual Property:知的財産)を使用する場合における費用を無償かつ手続きを簡易化し、より地域と共に歩むプロジェクトを目指している。
また、秋葉原といった都市部やネットを通じたグッズ販売は禁止していて、一人でも多くの人に現地に足を運んでほしいという想いが込められている。
新キャラクター「かみのやま庵」の特徴は
先月28日に発表された上山市の温泉むすめ「かみのやま庵(あん)」は、世界125番目・県内5番目に誕生し、「甘城なつき(@amsrntk3)」さんが原案を「進藤あまね(@amane_bushi)」さんが声優を担当している。
キャンプ好きな朗らかなマイペース系アウトドアむすめで、誕生日は2月11日、特技はたくあん漬け作りやキャンプ飯、好きなものにはラフランスや干し柿が入っている。
ここで、上山市民なら気が付くであろう。実は、誕生日である2月11日は上山市の民俗行事「加勢鳥(かせどり)」の誕生日(開催日)でもある。そして、特技にあるたくあん漬け作り、たくあん漬けは上山市(春雨庵)が発祥の地とされていて、現在も親しまれている食べ物。
好きなものにはラフランスや干し柿(紅柿という品種は上山市発祥)、これも上山市の名産物。
上山市内での反応は…
28日の発表後、上山市観光・ブランド推進課(@pr_kaminoyama)や上山市観光物産協会(@kaminoyamakanko)などがTwitterで引用リツイートする形で反応している。
かみのやま庵の制作にあたり、上山市内でキャンプ用品やキャラクターのグッズなどを販売している「秘密基地(secret base)」の店主「ばす(♂)」さんは、かみのやま温泉に温泉むすめを呼ぼうと、株式会社エンバウンド側と話し合いを進めてきた。温泉むすめプロジェクトの個人サポーターにもなっていて、今回の発表を心待ちにしていたであろう。今後は、キャラクターのグッズ開発やSNSでの情報発信、温泉街でのイベント開催に力を入れていきたいと話している。
公式サイトではかみのやま庵の詳細やストーリーが、YouTubeには声優を担当する進藤あまねさんのコメント動画も公開されている。これからのかみのやま温泉が楽しみだ。
www.kaminoyamasaigube.com/motto-kaminoyama/
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