「150円で楽しめる」上山市の共同浴場、今月いっぱいで1か所廃止が決定
上山市の新丁(しんちょう)にある新丁共同浴場「鶴の湯」が今月29日をもって閉鎖されることが分かった。約100年前の昭和時代から続く、昔ながらの新丁共同浴場「鶴の湯」は通りから少し入った細い路地にある。現在の姿は昭和30年代に建て替えられたもので1階は浴室、2階には大広間が設けられている。
この日は、2人の近所の方が疲れを癒しに訪れていた。「こんばんは」「ごゆっくり」なんだか心も体も温まる。そんな長年愛され続けてきた鶴の湯だが、利用者の減少や建物老朽化、運営費などの問題から閉鎖が決まった。今月29日が最終営業日で、それまでは通常通り水曜日を除く朝6時30分から夜9時30分まで営業している。入湯料は大人150円で、シャワーは現在使えない。駐車場は建物裏側にある、赤いコーンが立っている駐車枠が利用出来る。
近年、市内の共同浴場が閉鎖と決まったのは今回が2か所目で、もう1か所は2020年に閉鎖された新湯共同浴場。だが、その後市内で都市再生推進法人として活動する「NPO法人かみのやまランドバンク」がリノベーションを実施し、2022年から営業を再開している。鶴の湯が閉鎖後、どの様になるかは現在不明であるが、また新たな形で利活用されることに期待が膨らむ。この機会に、昔ながらのかみのやま温泉の文化に触れてみてはいかが。
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