上山市で大量のゴミを処分するには? 家庭から出る大きなゴミを安く、早く処分する方法を紹介します!

片付け中の部屋の様子 = 写真AC
片付け中の部屋の様子 = 写真AC

大掃除や引越しの際に出る大量のごみ。「指定袋に入れて次の収集日まで待つか…」「指定袋に入らない、どうしよう…」そんな方におすすめのごみ処理方法を紹介します。

なお、この記事は上山市にお住まいの方向けの情報であり、他市町村の場合は処理方法が異なる場合がありますので、必ず自治体HPなどで確認を行って下さい。

家庭から出るごみの処理方法

家庭から出るごみを処理する方法は次の通りです。

  • 近くの集積所へ出す
  • 処理施設へ直接搬入する
  • 処理業者へ依頼する

日常的に利用する集積所ですが、地区ごとに収集日が決められ、指定袋や指定の方法でごみを出す必要があります。大量のごみや大きなごみの処理には業者を呼ぶ方法もありますが、通常のごみ処理方法と比べて多くの費用が掛かってしまいます。

「安く、空いた時間で簡単にごみ処理をする方法はないかな…」そんな方におすすめな処理方法は、『処理施設へ直接搬入する』です!

「賢い」ごみの処理方法とは

上山市で最も安くごみを処理する方法は「指定袋」でのごみ出しです。処理施設へ直接持ち込むのが一番安いと思われる方も多いですが、袋に入らない大きなごみや平日は1日に渡りごみの受け入れをしているため、楽で便利な反面、指定袋に比べると1kgあたり13円高い処理費用が必要です。

現在、上山市指定のごみ袋は「もやせるごみ」「プラスチック類」「雑貨品・小型廃家電類」「埋め立てごみ」の4種類で、いずれも1L(1kg)あたり1円で販売されています。

上山市指定のもやせるごみ専用袋
上山市指定のもやせるごみ専用袋

例えば、35Lの指定袋には理論上35kgのごみを入れることが可能ですが、ごみの形やサイズ、袋への入れ方など、様々な要因によって袋の最大容量までごみを入れることが出来ないのがほとんどです。ただ、仮に35Lの袋に半分の容量である17.5L(kg)のごみが入った場合、処理費用は袋1枚分で35円ですが、袋を利用せず処理施設(エネルギー回収施設)に持ち込んだ場合、20kg分の処理費用である280円が掛かります。

これらのことから「指定袋に入るごみは指定袋で出す」という方法が一番安くごみ処理が出来ます。袋に入らない布団などといった粗大ごみはまとまったら処理施設へ持ち込む、それでも無理な大きな物や重たい物は業者へ依頼する、という形で使い分けることが最適です。

指定袋に出来るだけ多くのごみを入れる方法

容量の大きな袋の方が口が広く大きなごみも入るため、片付けの際は大容量の指定袋をおすすめします。ごみは畳んだり重ねたりすることで袋が持ちやすく、より多く入れることが出来るようになります。また、上から力を加えて押すことでごみ同士の隙間や体積を小さくし、有効的に袋を使うことが可能です。

※強い力を加えてごみを押すと場合によっては袋が破れることもあるため、無理のない範囲で、またしっかりと袋の口が結べるか確認して下さい。

不用品整理で得する!?

ペットボトルや空き缶、段ボールなどのリサイクルやリユースが可能な物については近くのスーパーなどでも無料で受け入れしている場合が多く、場合によってはポイントや現金が貰えることがあります。

また、ブランド物や希少価値が高い物、箱に入ったまま一度も使用していない家電や食器などは、「フリマアプリ」のメルカリや「オークションサイト」ヤフオク、「買取店」のセカストやブックオフなどを上手く活用することで、現金が手に入ることもあります。

ふとんは1枚ずつ荷下ろしする必要があるため、折り畳んだ状態で持ち込むようにしましょう
ふとんは1枚ずつ荷下ろしする必要があるため、折り畳んだ状態で持ち込むようにしましょう

こんな処理方法もあります

廃棄物処理業者(不用品回収業者)に依頼することで、回収と処分を行ってもらえるため、手間をかけず簡単に処理が可能です。

また、産業廃棄物を取り扱う業者に依頼し、産廃コンテナやフレコンバッグを設置、容器にごみを入れ回収してもらうことで、1tを超えるような大量のごみを分別不要で簡単に処理することが出来ます。

処理施設へごみを直接搬入する方法は

上山市では、「可燃ごみ」「不燃ごみ」「古紙類」で処理施設が異なるため、必ずごみの種類を確認して下さい。

また、可燃ごみでも紙くず・プラスチック・布団などの様に種類ごとに仕分けをしたうえで持ち込みをお願い致します。

ごみの種類については、上山市HP掲載の「ごみ分別区分表」をご確認下さい。

可燃ごみの処理施設

生ごみや紙くずといった可燃ごみは国道13号沿いの「エネルギー回収施設(川口)」へ搬入することが出来ます。また、ペットボトルを除くプラスチック類や可燃性の雑貨品・粗大ごみも搬入が可能です。

指定袋にごみを入れる必要はありません。そのため、ごみをそのまま持ち込むことや、同じ種類の複数のごみをまとめることも可能です。袋に入れる場合は透明な中身の見える袋を使用して下さい。

※指定袋でも持ち込みが可能です。その分の料金は掛かりませんので、大量の指定袋に入れたごみがある場合や、地区の収集日を待たずに処理したい場合は、指定袋のまま持ち込んで下さい。

エネルギー回収施設(川口)
エネルギー回収施設(川口)

施設の利用方法

  1. 一般用の搬入レーンを進み、計量棟へ向かう。
  2. 計量棟で計量と受付をする。(係員の指示があります。計量は車ごと、車に乗ったまま行います。)
  3. プラットフォームに入り、係員の指示に従ってごみを車から下ろします。
  4. 荷下ろし完了後、再度計量棟へ向かう。
  5. 計量し、料金を支払う。

ごみを積んだまま計量を行い、荷下ろし後に再度計量することで搬入したごみの量を計算しています。計量棟で受付用紙に名前や住所、電話番号を記入します。

利用方法は施設HPの「自己搬入のご案内」からもご確認いただけます。

施設名エネルギー回収施設(川口)
住所山形県上山市川口五反田854-1
受付時間
  • 【月曜日】9:00~16:00
  • 【火曜日】9:00~16:00
  • 【水曜日】9:00~16:00
  • 【木曜日】9:00~16:00
  • 【金曜日】9:00~16:00
  • 【土曜日】9:00~12:00
休業日
  • 日曜日
  • 年始(原則1月1~3日)
搬入可能なごみの種類
  • 燃やせるごみ
  • プラスチック類
  • 雑貨品(可燃)
  • 粗大ごみ(可燃)
  • 小動物の死体
料金10kg = 140円
(1体 = 3,000円)
エネルギー回収センターでの精算時に発行される領収書
エネルギー回収センターでの精算時に発行される領収書

不燃ごみの処理施設

金属類やガラス、鍋などの不燃ごみは「リサイクルリレーセンター」に搬入することが出来ます。ペットボトルや水銀が含まれている鏡や蛍光灯、不燃性の粗大ごみも持ち込み可能です。

指定袋にごみを入れる必要はなく、袋に入れる場合は透明な中身の見える袋を使用して下さい。

リサイクルリレーセンター
リサイクルリレーセンター

施設の利用方法

  1. 係員の指示に従い、施設入口すぐにある計量所に車を停車させる。
  2. 車から降りて、計量所で受付用紙に必要事項を記入する。(係員の指示があります。計量は車ごと、車から降りて行います。)
  3. 係員の指示に従って車両を指定の場所まで移動し、ごみを車から下ろします。
  4. 荷下ろし完了後、再度計量所へ向かう。
  5. 計量し、料金を支払う。

ごみを積んだまま計量を行い、荷下ろし後に再度計量することで搬入したごみの量を計算しています。計量所で受付用紙に名前や住所、電話番号を記入します。

施設名上山市リサイクルリレーセンター
住所山形県上山市金谷安信117-1
受付時間
  • 【月曜日】9:00~16:00
  • 【火曜日】9:00~16:00
  • 【水曜日】9:00~16:00
  • 【木曜日】9:00~16:00
  • 【金曜日】9:00~16:00
  • 【第3日曜日】9:00~16:00
休業日
  • 土曜日
  • 日曜日(第3を除く)
  • 祝日
搬入可能なごみの種類
  • 雑貨品(不燃)
  • 小型廃家電類
  • ビン・カン
  • 埋立ごみ
  • ペットボトル
  • 粗大ごみ(不燃)
  • 水銀含有ごみ
料金10kg = 160円
(水銀含有ごみ = 1kg 250円)

古紙類の処理施設

段ボールや新聞紙、雑誌や紙パックなどの古紙類はリサイクルリレーセンター奥にある「古紙置場」に搬入することが出来ます。ペンキや油が付着しているもの、極端に汚れているものやビニールなどは搬入出来ません。ペンキや油などが付着しているものについてはその部分を切り取るか可燃ごみとして処理を行って下さい。

段ボールや紙パックは折り畳み、紐で束ねるなどしてまとめた状態で搬入して下さい。

古紙置場
古紙置場
施設名古紙置場
住所山形県上山市泉川下河原236-1
受付時間8:00~18:00
休業日年始(1月1~3日)
搬入可能なごみの種類
  • 新聞
  • 雑誌
  • 段ボール
  • 紙パック
  • 雑紙
料金無料

施設の利用方法

  1. 施設の搬入口まで車を移動する
  2. 種類ごとに分けられた指定の場所にごみを下ろす

土曜日や日曜日も搬入が可能です。係員は常駐していません。

自治体では処理が出来ない物

上記で挙げた可燃ごみや不燃ごみなどは自治体で処理行っていますが、中には専門の処理業者でないと処理が出来ない物が存在します。

次の表に代表的なごみの種類と主な処理方法を掲載していますので、ご参考下さい。

名称主な処理方法
石(庭石など)
  • 造園業者に処理を依頼する
  • ジモティーなどの不用品譲渡サービスを利用する
  • エアコン
  • テレビ
  • 冷蔵庫
  • 洗濯機
家電リサイクル法の対象品目です。
  • フリマアプリなどで売る
  • 製造メーカーや販売店に相談する
  • 郵便局でリサイクル券を購入し「日本通運」へ持ち込む
  • 収集運搬許可業者「ミツワ企業」に処理を依頼する
木(厚さ15cmまたは長さ1.8m越え)
  • 造園業者に処理を依頼する
  • DIYなどで活用する
バッテリー
  • 製造メーカーや販売店に相談する
  • ガソリンスタンドやカー用品店へ持ち込む
  • 回収業者に依頼する
タイヤ整備工場やガソリンスタンドへ持ち込む
パソコン資源有効利用促進法の対象品目です。
  • 製造メーカーに相談する
  • 回収業者に依頼する
  • フリマアプリなどで売る

まとめ

大掃除や引越しの際に出る大量のごみを安く早く処理するには、正しく分別し適切な方法で行うことが大切です。

自分に合った最適な方法は何か、リサイクル可能な物はリサイクル、ごみの種類に応じた処理の仕方を選ぶことで、環境にもお財布にも優しく、不用品の整理が出来ます。

その他、上山市でのごみ処理については「上山市 ごみの分け方・出し方ガイドブック」に記載がありますのでご確認下さい。

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